大卒介護士の「育休とります!」

今を生きるすべての人へ 大卒就職浪人、フリーターを経て介護士になった〈まさひろ〉の子育て日記及び備忘録

育児休業中のお金、給与、生活費ってどうなるの?

こんにちは。 まさひろです。

 

ヒノキ花粉が猛威を奮っている今日、4月に仕事復帰して2週間が経過しました。育児休業復帰証明書を夫婦で書いているところです。

 

さて、タイトルにもあるように、復帰してから今までのうちに、十数回は聞かれました。育児休業中のお金についてです。

 

「いやらしい話、なんぼ貰えるの?」

 

似たような事を結構、聞かれました。男性既婚者だけでなく、おばちゃん介護士、看護師など、属性は問わず。

 

聞いていてよく分かったのが、みんなあんまりというか、ほとんど育休について知らないようです。そもそも育児休暇育児休業の違いも区別がついてないようです。さすがにここ数年、少子化、女性の社会進出、男性の家庭内進出、長時間労働問題、働き方改革、待機児童や保育園新設問題等々、盛んにニュースで取り上げられているはずなのに。

 

やっぱり世間はそんなもんか、と思ってしまいました。僕は、上記の問題は関心ごとなので、一応気にかけてニュースを追っかけてます。

 

で、会社で聞かれたときは、大まかに説明しています。制度の意図や社会的な流れには触れず。上の年代の方ほど関心が薄いような気がしなくもなかったです(偏見かもしれないですが)。

 

夫婦が揃って育児休業を取得すると、最大取得日数が延長される「パパママプラス制度」というのがあります。年配の看護師さんに説明したところ、納得するどころか、「なんで?」と聞き返されてしまいました。制度の社会的な背景を説明しても、なんだか腑に落ちない様な様子が印象的でした(汗)。

 

 

知らない人は知らないんだぁ、、、

 

 

で済んで欲しくないのが現状です。結構周知してるはずなのに、と勝手に思っておりましたが残念でした。働き方改革にも期待てたのに結局、条件付きではありますが、残業も月100時間になっちゃいましたし、、、

 

 

ちょっと愚痴っぽくなりましたが、本筋に戻ります。

 

 

お金はみんな気になります。僕も休業取得を計画していた段階からかなり下調べをして、生活に影響がないことを確認したうえで、夫婦で話し合い決定しました。

 

 

うちの会社では僕が男性で初めての取得だったのもあるし、社会全体でも3パーセント未満の取得率だそうです。周囲が不思議がって、困惑するのは無理ない話ですね。

 

 

あの、ちなみにこのブログでは育休制度の具体的な情報については説明を省こうと思います。すみません、タイトルに育休ってもろにあるのに。

 

 

でもですね、グーグルで検索すると、たくさんの方が制度や情報についてブログで詳しく分かりやすく書いています。出来ればそちらを参考になさってください。僕もかなりお世話になりました。本ブログはあくまでも体験談がメインになります。

「育休を取得した男の生活あれこれ」がメインになります。

 

 

さて兎に角、お金です。キーワードを挙げると以下。

・67パーセント  ←給付金額を自分で計算しよう

・給付に時差    気をつけておかないと、一時的に無収入もあり得る

社会保険料免除  ←意外なメリット

 

 

関連事項も踏まえて見ていきますが、まず一番の心配事は生活費がどうなるかです。

薄給の介護士にとって切実な問題でもあります。僕の家庭では幸いにも妻が働いてくれているおかげで何とか生活できています。介護士と結婚してくれた妻、結婚後も働いてくれている妻に感謝感謝です。もう頭が上がりません。

 

話を戻しまして、

手続き自体は、ほとんどは会社の事務方に丸投げです(笑)。まさひろが勤めている会社の事務員さんは、仕事の出来る方ばかりなので全く心配はありませんでした。しかし、ネットで見た限りでは、事務方が申請手続きを結構すっぽかしたり、適当にしたがために、給付金を受け取ることが出来なかった方もいらっしゃるようです。ですので、手続きは会社にも確認しながら進めるのがいいかと思います。

 

 

(ちなみにここまで書いておいてなんですが、育児休業制度は自営業者さんにはなく、サラリーマンのみが利用できる制度です。自営業者さんには、失業保険がないのと同じです。だからと言って、このブログでサラリーマン万歳とか言うつもりは毛頭ありません)

 

 

話を進めます

ええと、ややこしいことは省いて説明すると、賃金月額の67パーセント育児休業給付金としてハロワから振り込まれます。賃金月額はですね、育児休業に入る前の数か月の給料(総支給額であって手取りではない)を平均した額になります。これには賞与は含まれませんので、給付額を計算する時は注意してください。

 

 

もひとつ言うと、まあ男性でなかなかいないと思いますが、休業6か月目までは67パーセントですが、7か月目からは50パーセントの給付になります。なので、多くの女性は休業の途中から給付金の額が減っていると思います。

国はケチですよね、全額と言わずとも、8割くらいは保障して欲しいし、正直5割だと、とても取得には踏み切れません。恩恵に与っておきながら文句言ってすみません。

 

 

まさひろの家庭ではですね、僕が3か月、妻が6か月取得しました。0歳クラスで保育園に子どもを入れたかったので、必然と育休の期間も短くなりました。保育園入園までの最後の3か月を2人同時に育休としたわけです。まあ、僕の給料では3か月が限度でもありました(泣)

 

 

勿論、自分でも給付金額をざっくりと計算しました。で、同時にお互いに復帰するまでの家計の収支も見直しました。これ大事(ライフイベントとキャッシュフロー表を一度作成してみることをお勧めします)。

 

 

あと、休業に入ってもすぐに給付金は振り込まれません。育児休業の申請と振り込みに時差があります。ケースバイケースですが、大体休業に入って2~3ヶ月後に初めて入金されます。我が家では色々シュミレーションした結果、約一月穴ができて、そこだけ無収入になる事が分かりました。まあ、休業中は外出もほとんど無いし浪費しなければ大丈夫という事で問題にはしませんでしたし、結果、家計赤字や借金するような事態にはなりませんでした。

 

 

最後に、社会保険料は全額免除されます。払ってないけど、未納にはなりません。

払ってないけど、健康保険も窓口3割負担でいいし、年金も休業期間中も受給資格期間に含まれます。実際、妻は休業中に病院受診しましたが、3割負担でした。

 

 

ちなみに、育児休業雇用保険制度。育児休暇は休暇であって、会社に就業規則等で制度がなければただの休みなのでお金はでません。

 

 

以上が、会社で根掘り葉掘り聞かれたこと、聞かれてみて思った事と実際の体験談に基づく、独断と偏見を交えて育児休業のお金について話をしました。

3パーセント未満の取得ではいかんですよね。もっと増えてほしいと切に思います。

 

 

 

後日談ですが、実はまさひろの会社の同僚(もちろん男性)がですね、僕に触発されて「次に子どもができた時は育休をとりたい」と言ってくれました。

 

いやー、これきましたよ。育休取った時に周りから、「扉を開けてくれた」「道を創った」等など言われましたが、次に続く人あってのことやと思ってましたから。

このことは、すごく嬉しいし、僕も彼を応援しようと思います。